仕訳の疑問と具体例その2
第12回簿記会計の質疑応答集 TOPICS
仕訳の疑問と具体例その2 |
仕訳とは何か?要するに勘定科目をその意味に合わせてそろえることです。この文章は毎回付属です。
仕訳とは様々な取引における事象、事柄を記録するためにそれらのことを簿記の決まりごとに応じて整理していくことを言います。そのためには勘定科目、貸方、借方の区分を覚える必要があります。ただし簿記は数をこなすことにより覚えていくことは可能です。まあ数打てばあたる。とまあそんなところです。気楽に覚えていきましょう。 |
具体例で行きましょう。いくつか具体例をのんきにあげていきます。適度に覚えましょう
①通信費の支払 |
通信費に関しては現在のテクノロジーの発展とともに・・・・といえる部分もいくらかはありますが、その契約がどうなっているかが重要です。 毎月定額というケースはいつから始まったか?が解消されていれば呑気に進みます。 しかしキチンと使用実績に見合ったものでの計算がされている・・・昔からのやり方の場合は基本は発生主義に「なっていきます。結局売上を上げるためにという部分での見合ったコストの計算が基礎にあるからです。 |
具体例 1 発生主義の場合・・・毎月定額で契約で開始月が明確な場合。 |
支払段階・・・月15,000円のスマホ代金が普通預金から引き落とされた。 |
借方 |
金額 |
貸方 |
金額 |
(前払費用) |
15,000 |
(普通預金) |
60,000 |
経費経費計上の月の仕訳 |
借方 |
金額 |
貸方 |
金額 |
(通信費) |
15,000 |
(前払費用) |
15,000 |
契約後すぐに使用可能に近く支払いがその月末引き落としの場合。。。実質現金主義 |
借方 |
金額 |
貸方 |
金額 |
(通信費) |
15,000 |
(普通預金) |
15,000 |
とにかく大事なのは契約ということになってきますので契約書に注意が必要 |
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具体例 2 現金主義の場合 |
白色の申告で現金で支払った段階(預金引き落としの段階)で経費化するケース |
貸方 |
金額 |
貸方 |
金額 |
(通信費) |
15,000 |
(普通預金) |
15,000 |
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なんとなくお分かりになるかと思いますが、青色申告の場合は基本は発生主義になっていきます。これは単純に売上を伸ばすための行動はキチンと把握しろ!=簿記の原則守れ! と、いうことが該当するのか そうではなくて白色申告(ただしこの場合はあくまでも年商500万円未満というケース)は支払いベースで構いませんということになっていきます。 一番の問題は営業をしている中でどのように把握していくかの考え方が大事ということです。期中現金主義で期末の決算時に発生主義に直すということは昔からよくやられていることです。期首、期末をどこでとらえるかを決めておくことがこの場合は重要です。 |
②買掛金の請求 |
買掛金の場合も売掛金と同様に締め日というものがあります。これは何回も納品のたびに、また複数ある顧客に対し一回一回請求書をつけている場合、事務処理がかなり煩雑になってしまいます。よってこれを請求する日を決めておきその日までの分の請求書を 作成し顧客に請求するやり方です。よって日付はその締め日となります。 ただし単独での1回限りの取引という場合はその納品毎に請求をしていきます。・・この場合は納品と請求が同一の時と考えればいいことになります。 ここでは仕入のケースで考えていきます。 |
日付は請求日と考えるものとします。(売掛帳とはいささかちがいます。) |
借方 |
金額 |
貸方 |
金額 |
(仕入高) |
60,000 |
(買掛金) |
60,000 |
③買掛金の支払 |
買掛代金の出金、すなわち買掛金を支払った時は次のように処理をします。ただしここでは普通預金からに振り込んだ場合で考えます。このケースも実際にはその取引の決めごとによっては処理が異なります。ここではよくありがちな振込料の問題で2つにわけます。法律上では振込料は債務者・・・すなわち振込側の負担と決められています。ただし別途営業上の都合などで別途、振込料の負担者が定められていてそれが入金側であるケースはこの振込料を入金側で処理をしまが、ここでは例外としてのせます。 |
具体例 振込手数料が振込側の負担である・・・・単なる出金、これが基本です。 |
借方 |
金額 |
貸方 |
金額 |
(買掛金) |
60,000 |
(普通預金) |
60,000 |
(支払手数料) |
216 |
(普通預金) |
216 |
なにしろそのままですからそのままの金額が勘定科目として買掛金支払分が普通預金から貸方のいに載せて金額を減らすことだけです。難しく言えば 資産勘定の普通預金が減少し負債勘定の買掛金が減少したということです。負債勘定で借方というのは減少していることを指します。なれると非常に簡単です。 |
例外 振込手数料が受取側の負担である・・・・契約で入金側の負担と決められている場合 |
借方 |
金額 |
貸方 |
金額 |
(買掛金) |
60,000 |
(普通預金) |
59,892 |
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(雑収入) |
108 |
この場合の処理方法にはもう一つ有ります。いったん全体を入金させ、そこから手数料を支払うという形です。ここでは割愛します。また振込手数料の勘定科目については雑費勘定で取り扱うケースもあります。振込手数料が全体で見た場合にどのくらいの比重を占めているのかで考えて決めることが重要だからです。めったにない、金額として目立たない金額で有る場合はわざわざ独立した勘定科目でもつ必要がないと考えられる場合や会社によってはこの支払手数料に入る取引が多いために別の取引で独立させておくことが必要であると考えられる場合は雑費とすることが多いようです。簿記では重要性の原則といいます。 |
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まあ仕訳の具体例のその2もまあ基本は同じ感じ。まあ呑気に進めていきます。 |
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