均等償却のやり方
第16回簿記会計の質疑応答集 TOPICS
均等償却とは
取得した資産をその状況や金額に応じて定められた年数で、均等に償却していく方法です。
要するに買った資産を定められた年数で割り算をして費用化するということです。
新規取得の場合と、昔から持っていた資産の両方で使いますが
それぞれ条件が定まっています。
1.新規取得の場合・・・・・・一括償却資産といいます。これは第17回の一括償却資産の記載してあります。
2.昔から持っていた資産に使う場合・・・・・要するに最後のあがきの償却です。
様々な方法で償却していたが最後の残存価額が残っている場合に最後まで償却するための方法です。
具体的な方法
通称の減価償却で最後の価額が残ります。これを残存価額といいます。
現実にはそのもの自体が価値を失っている。もしくはほぼ老朽化で使用が厳しいなどあります。
残存価額ははたして価値があるのか?というところから始まったのがこのやり方です。
償却し続けて・・・・10%もしくは5%の価額が計算上のこります。
この残った金額を5年間で均等に割り算で計算をして残高を0にするというやり方です。
たとえば50,000円残っていたとするならば単純に5年間で50,000円を割りその該当年度で費用化します。
単純に
50,000÷5=10,000円を償却してというやり方です。
減価償却の最後の砦といった感じになります。ただしこのあたりの価値はほぼ0に近い金額ですので
むしろ手続きをするという感覚に近くなっていきます。