負債の種類
第27回簿記会計の質疑応答集 TOPICS
負債の種類 |
負債とは? 負債とは資産とかわって支払わなければならないならないものです。流動負債と固定負債があります。
以下にあることが会計上で負債とされるものの考え方です。 |
流動負債 |
会社もしくは事業主の持つその債務の支払い期限が1年以内のもの |
固定負債 |
会社もしくは事業主の持つその債務の支払い期限が1年超のもの |
|
流動負債にはどのようなものがあるでしょうか |
買掛金 |
取引先との通常の取引により生じた債務。原価に含まれるものが買掛金となる |
支払手形 |
手形とは通常の未払いや借入れとは違いこれを振り出す(発行)することによって債務の支払いを期日を定め約束するものです。手形は割引(金融機関等に売却すること)や裏書(手形の裏面に受取人が署名することのより他の取引先に手渡すことができるなどの連続性があります。偽造の防止や、白紙のものの盗難にきをつけなければなりません。 |
未払金 |
取引先との通常取引による債務ですが、こちらは原価算入しないものとなります |
未払費用 |
未払費用との違いが問題になります。未払金は相手方からの請求等により債務となる金額が確定しているものとなります。未払費用はこれとは違い、債務として期間損益の計算上支払いをしなければならない金額が計算をすることにより認識することが可能なものを指します。(ただしその内容が契約等により明らかでありかつ継続的にそのサービス等の提供を受けるものに限ります)例えば、ロイヤリテイの計算がこれにあてはまろうかと思います。商標等の使用を契約により許諾を受けしはらう場合これの計算の基準は明確にあるが(販売個数等)精算が例えば年1回若しくは半期に1度というような場合債務者側は販売個数に対する費用としてのロイヤリティは計算できることとなります。このように期限はきていないが、計算ができるものを未払費用として取り扱います |
短期借入金 |
借入金のうち1年以内に返済をしなければならないものを指します。 |
預り金 |
その名の通り預かっているお金のことです。例えば源泉所得税、社会保険料等の他人のお金を預かる時にこの勘定を使います。 |
未払給与 未払賞与 |
翌月に支払うことが確定しているとなる給与賞与の未払い額。 |
未払消費税等 未払法人税等 |
確定した税金の債務
|
前受収益 |
一定の契約に従い、継続して役務の提供を行う場合に仕事はまだしていないが、先にお金の支払いを受けたものを言います。 |
前受金 |
前受収益以外の先払いを受けた金銭のこと |
仮受金 |
仮にもらったお金。先払いを受けているが契約がなく内容が不明確なもの。または過払いを受けた金銭。この科目は決算書に載せることはできません。必ず決算確定の日までに内容を明らかにし適切な勘定に振替える必要があります。 |
以上が一般的に考えられる流動負債です。常に準備が必要かつ確実に実行すべきお金のイメージですね。 |
|
|
固定資産にはどのようなものがあるのでしょうか |
長期固定資産には形のあるものと形のないものがあります。 |
固定負債の例。 |
長期借入金 |
借入金のうち1年を超えて支払いをするものを指します。
|
長期未払金 |
未払金のうち1年を超えて支払いをするもの。 |
|
|
簿記会計の質疑応答集に戻る