勘定科目とは?その2
第5回簿記会計の質疑応答集 TOPICS
勘定科目とは その2・・・その1の続きです。 |
売掛金とは? |
直接的な意味 |
得意先との通常の取引にもとづいて発生した営業上の未収金(まだもらっていないお金・・・ようするに付け払い)で売掛債権(売上に伴う付けを受け取る権利のこと)の増減、残高を管理する勘定のことをいいます。この売掛金を管理する帳簿を売掛帳といいます。通常は取引先別に作成され、この帳簿から請求書を作成し売上を管理します。簿記の仕訳は、原則として売上高勘定を相手勘定とします。 |
商品や製品など売るための勘定科目は? |
売るために買う,または作り,そして保管しておくものを棚卸資産といいます。
棚卸資産には次のようなものがあります。 |
商品 |
そのものズバリ、売るために買ったものです。 |
製品 |
売るために自分で作ったものです。 |
半製品 |
製品を作っているがまだ途中で製品になる前のもの |
原材料 |
製品を作るための材料です |
仕掛品 |
製品を現在作成している最中でまだ作っている途中のものです。 |
貯蔵品 |
購入したり買ってきたが売ることができないもの、消耗品で使用前のものも含まれます |
棚卸資産を難しく定義すると(参考程度に) |
まあなんでもそうですが難しく表現しようと思えばの世界です。参考にしてください。まあなんでもそうですが難しく表現しようと思えばの世界です。参考にしてください。
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1 |
直接また間接に販売されるもの
イ.直接・・・・商品・製品等は直接的に販売される。 |
ロ.間接・・・・原材料、仕掛品、貯蔵品等は、いったん製造過程をへて販売される。 |
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2 |
通常の営業循環期間に消費又は、売却され資金化されるという特性があるもの。 |
3 |
倉庫管理を要するもの・・倉庫である必要はありません。在庫管理をしているという意味です。 |
棚卸資産に入るもの・・・経理上では普通の費用だがしかし棚卸資産になってしまうもの |
行きつく先は棚卸資産に該当してしまうものには何がありますか? |
事例 |
内容 |
購入の際の費用 |
引取運賃、荷役費、運送保険料、購入手数料、関税その他購入のために使ったお金 |
まあ要するに倉庫や保管場所に入るまでの費用ということです。 |
;購入後の費用 |
購入棚卸資産を消費しまたは販売の用に供するために直接要した費用の額 |
まあ要するに買ってから売ることができる状態にした費用と考えてください |
税法などで上記に該当する可能性があるが費用処理が認められるもの |
条件としては下記の費用の合計額が少額(棚卸資産の購入代価のおおむね3%以内の金額)である場合は期間費用(通常の処理・・・運賃や外注費、家賃など)として処理することが認められています |
1 |
買入事務、検収、整理、選別、手入等に要した費用 |
2 |
販売所等から販売所等へ棚卸資産を移管するために要した運賃、荷造費等の費用 |
3 |
特別の時期に販売する等のため、長期にわたって保管するために要した費用 |
まあがんばりましょう。勘定科目の第2回はここまで。