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帳簿に記載すべき事項は何? 新宿区市ヶ谷、神楽坂、飯田橋本拠の松原正幸税理士事務所 法人税、所得税、消費税、簿記会計など事業に係るご相談はご相談はお気軽に!

第10回 帳簿に記載すべき事項は何?

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消費税は預り金・・・・誰から、もしくは誰へが実は非常に大事。そしてそれが誰か?これも非常に大事。

何気な帳簿作り。だけど消費税の重要度が増すにつれ、帳簿への記載事項が本当に重要になってきました。
そう、誰から買って誰に渡したのか?
商品や仕事だけではなく税金も右から左へ動くという考え方が大事になってきます。

税金の計算は預り金から預け金を引くという考え方が一番大事な部分。

そう消費税は払った人に課せられている税金。
そしてその課せられた税金を預かる人が納税者となって納税をします。
納税を民間で代行して課せられた人から預かって税金を納めるのが消費税です。
これを帳簿に明確に記載していく必要があり、また領収書や請求書にその内容、金額等を記載していきます。
預かったのはだれか!?これが本当にこの税金の根幹の部分なのです。
まさしく「みんなの税金」が消費税という税金の位置づけになっているのがその真実です。
と、なってくると大事なのは誰が預り、どこでなぜに預かったのかがわかることが大事になります。
これを帳簿に反映していくのが基本になっていきます。


具体的には何を記載していくのか?

基本は
誰が、どこで、何故に、何を?、まあ領収書や請求書、納品書に書かれていることになっていきます。
そして消費税は預り金であるということでそのお金のやり取りの中での消費税額の記載が大事になります。
記載事項は
1.相手先
2.住所
3.取引の内容
4.金額
5.取引年月日
上記が書かれていることが大事になります。

ただし取引の内容については一般的に使われている名称で十分です。
相手先に関しても特定可能な状況であることがあれば簡易な普通の書き方で認められます。
たとえば
東京都新宿区市谷3-4-1の株式会社松原商店で鉛筆やコピー用紙などを1,000円でまとめて買ったとします。
日付は平成27年11月1日とします。
記載事項に沿っていくと
1.株式会社松原商店
2.新宿区市谷3-4-1
3.文房具等
4.1,000円
5.平成27年11月1日

といった感じになります。これでは大変です
ということで取引先別名簿を簡単に作成しておきます。
取引先名簿に名前、住所等を記載し、帳簿へ記載するときの名称を記載しておきます。
名簿に正式名所と住所を記載し例えば「松原商店」といった形で名称を記載しておくのです。

そうすることでよくある帳簿やパソコン入力で 年月日、勘定科目、相手先、取引内容を入れる際に
相手先、住所は松原商店ですむことになります。
大幅に簡略されることになります。

まあ普通にパソコン入力での会計をする際にはこれで大丈夫!!的になるということです。

面倒でも簡単に取引先名簿を作りましょう!!
これがレシートの上の住所、電話番号、名前の記載で楽をするための方法になります。