第6回 本則課税の勘定科目別処理経費関係その1
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本則課税の場合は個別に消費税がかかっているのかどうかを検討する必要がある。
消費税は原則として国内におけるすべての取引、サービス、物品の販売などなどかかることになります。ここまでは同じ考え方になります。資産とちょっと違うのは税などに対する考え方です。ダイレクトに租税公課等にくわけされることが多いがために勘定科目での把握をしやすいが、全体のとらえ方を間違えると全く違うということになります。通常は勘定科目別に追いかければ大丈夫です。とすると勘定科目の使い方でかなり処理は楽ができる可能性もあるということです。
仕入などの原価に含まれるものの考え方
商品,製品、原材料などを仕入れた時は仕入勘定を使います。仕入とか商品仕入高とかいう表示をされるものになります。この時に消費税がふくまれていることになります。(資産であげている例と逆の話です)本則課税の場合はこの勘定を集計していくことになります
勘定科目 |
金額 |
勘定科目 |
金額 |
仕入高 |
100,000 |
買掛金(現金預金) |
108,000 |
仕入高(仮払消費税) |
8,000 |
この仕訳は消費税を税抜としたときの考え方です。支払った時に相手方に消費税を預けたという考え方です。申告の際にこの仮払消費税を売上などに含まれる仮受消費税から引き数字をまとめて納税金額を算出します。基本はこの形になります。
上記の考え方を税込みで表示するとつぎのようになります。
勘定科目 |
金額 |
勘定科目 |
金額 |
仕入高 |
108,000 |
買掛金(現金預金) |
108,000 |
税抜きのものとの違いは簡単です。単純に消費税をそのままひとつにまとめるという形なるからです。
経費などの考え方
基本的に仕入れの時の考え方と同じです。違うのは非課税のものの考えが頻繁に出てくるtことです。この非課税との区分については何が課税なのか何が非課税(不課税)なのかを把握することが重要になります。
また購入するものや買い方によってはその行為(たとえばきわめて金額の安い車両などを買うこと・・基本的には考えられませんが)によってはその内容で区別する必要があるものが出てくるときもありますから注意が必要です
勘定科目 |
金額 |
勘定科目 |
金額 |
消耗品費 |
90,000 |
未払金(現金預金) |
97,200 |
仮払消費税 |
7,200 |
|
これが税抜計算になります。消耗品費の中に消費税が含まれているという考え方です
以下は税込みです。消費税の課税業者ではない時はこちらの考え方のみになります。
勘定科目 |
金額 |
勘定科目 |
金額 |
消耗品費 |
97,200 |
未払金(現金預金) |
97,200 |
消費税が含まれないケース
単純に消費税は関係がないという考え方です。下は税金の考え方です
勘定科目 |
金額 |
勘定科目 |
金額 |
租税公課 |
2,000 |
現金預金 |
2,000 |
税金は基本的には現金主義(支払段階での計上)で考えます。未払概念もありますがそちらは特殊なケースであったりその期日の考え方が通常の取引とは異なります。(支払期限到来基準・・・まあそのうちに。。。)
まあ大前提として税金には消費税はかからないということです。二重課税になりますので税金に対して税金をかけることはありません
まあ冷静に考えてみると結構当たり前の部分もありますが最初はじっくり考えてみましょう。わかれば極めて簡単です。