仕訳とは何か?要するに勘定科目をその意味に合わせてそろえることです。この文章は毎回付属です。
仕訳とは様々な取引における事象、事柄を記録するためにそれらのことを簿記の決まりごとに応じて整理していくことを言います。そのためには勘定科目、貸方、借方の区分を覚える必要があります。ただし簿記は数をこなすことにより覚えていくことは可能です。まあ数打てばあたる。とまあそんなところです。気楽に覚えていきましょう。 |
具体例で行きましょう。いくつか具体例をのんきにあげていきます。適度に覚えましょう
@ 社会保険に関するもの。直接経理するか、それとも預り金を使って経理するか?
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直接減額する場合と預り金を使っての場合ではその支払い時期でブレが出る可能性は当然あります。安定してということであれば預り金を使いますが、社会保険そのものが基本は前払いのものなので、それは数字の見方やとらえ方次第になっていきます。ただしこの経理方法を変えることができるのは1度だけです。後でやり方変えてまた戻すはできませんので要注意です。 |
具体例 1 社会保険に加入した、給与からの控除は???・・・これが前回です。 預り金を使うやり方です。
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支払段階・・・12月の給料日に従業員に額面200,000円の給与を振り込んだ。 |
貸方 |
金額 |
貸方 |
金額 |
(給与手当) |
200,000 |
(普通預金) |
165,840 |
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健康保険→ |
(預り金) |
9,910 |
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介護保険→ |
(預り金) |
1,650 |
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厚生年金→ |
(預り金) |
18,300 |
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雇用保険→ |
(預り金) |
600 |
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源泉所得税→ |
(預り金) |
3,700 |
社会保険料も両立で定まっています。こちらは時々金額が変わりますので、 料率の変更に気を使う必要があります。雇用保険は給与と通勤交通費の合計額 で決まります。交通費はどの段階での問題もありますので注意が必要です。 それらを引いた残額で源泉所得税の料率を確認します。社会保険料は この段階での最新の金額での設定になっています。 とにかく変化しますので要注意です。また地域で金額が変わります。 |
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具体例 2 社会保険加入していて、そこでの給与の支払 |
支払段階・・・12月の給料日に従業員に額面200,000円の給与を振り込んだ。 |
貸方 |
金額 |
貸方 |
金額 |
(給与手当) |
200,000 |
(普通預金) |
165,840 |
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健康保険→ |
(法定福利費) |
9,910 |
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介護保険→ |
(法定福利費)) |
1,650 |
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厚生年金→ |
(法定福利費) |
18,300 |
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雇用保険→ |
(法定福利費) |
600 |
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源泉所得税→ |
(法定福利費) |
3,700 |
単純に科目が変わるような感じになります。問題はこの社会保険を支払う際の仕訳です。簿記が分かっている場合は極めて簡単です。 |
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社会保険料を支払うときの仕訳 |
具体例 3 社会保険料の支払・・・社会保険をキチンとその運用時期に合わせる場合。 |
支払段階・・・支払期日12月末日として明示されているものをに12月に支払った。 |
貸方 |
金額 |
貸方 |
金額 |
(前払費用) |
185,400 |
(現金) |
185,400 |
上記金額の実際の時期がきた |
(法定福利費) |
92,700 |
(前払費用) |
185,400 |
(預り金) |
92,700 |
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極めて完全に経費を見つめる場合にやる方法になっていきます。 できれば避けたい仕訳になっていきますが、 人数が多く経費性が高いケースでは検討すべき部分になっていきます。 |
この社会保険料であれ、源泉所得税にしろすべて料率表できまっています。 社会保険であればその期間に合合致する両立表の給与の総額と合致する部分でその金額が決まっていきます。 源泉所得税も税額表で決められていて、扶養人数と給料から社会保険料を引いた金額が一致する場所が源泉所得税の額となりその金額を引いていくようになります。 簡単そうで案外簡単に間違える表でもあるので結構注意深く見る必要があります。
源泉所得税の見方は質疑応答集源泉所得税第4回にも出ています。 よろしければどうぞ
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