振替伝票とその書き方
第4回簿記会計の質疑応答集 TOPICS
勘定科目とは一体??? |
簿記でよく聞く言葉かと思います。ただし実際にみてみないとわかりません。普段は必要がないからです。しかし簿記、会計、経理、税務では共通言語のようなものでこれがなければ会話が成りたちません。日本語圏内ではいろいろな会計用語の基本ともいえるものです。これがないと一体何をどうしたのかがわかりません。会計の中で実際の仕事で使っている物や行動を表す言葉が勘定科目です |
基本的には簿記の記票や伝達の言葉 |
お財布の中にお金が入っています。これは現金と言います。当たり前の言葉ですね。これが勘定科目です。銀こくに行って預金からお金を出します。この預金は普通預金と言います。これも当たり前ですね。出かけます、そして交通機関を使います。この時に使うのは旅費交通費です。このように当り前のように使われている言葉が勘定科目です。理解ができているいないにかかわらず言葉として知ることから始めそしてその意味を納得しておぼえましょう。ちなみに何気に使っていたりもしますから安心してください。難しく考えることは挫折につながります。単なる言葉なのだ!と思った方が気楽です。
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まずは基本的な言葉を覚えてしまいましょう |
勘定科目の前に本来は簿記のことを分かる必要がありますがここではもっと簡略化して考えていきます。簿記は相手とのやりとりを考えるやり方で記載していきます。というわけで左側に書く場合と右側に書く場合の考え方だけは知っておく必要があります。
お金そのものは持っているは左側になります。そして使った時は右側に行きます。これは左側は自分の持っているもの(資産)となり右側は自分から出てていくことを示すことになります。(出金)また左側は権利や財産になり、右側は支払わなければならない義務を示し(未払金や買掛金)となっていきます。 |
まずはお金から行きましょう |
お金関係の勘定科目には何があるのでしょうか?基本は現金、預金 |
勘定科目 |
勘定科目の内容 |
現金 |
基本は通貨。その他にも現金扱いされるものもあります。 |
預金 |
普通預金、当座預金、定期預金、定期積金などなど。 |
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まだ渡していない小切手は預金として扱われます。 |
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小切手は渡して初めて預金から離れます。 |
営業の都合上に生じる手形の受取や売上の未収入はどうするのか?まずは手形
受取手形は形式的には有価証券であるが約束手形と為替手形の二種類がある
約束手形 |
これは振出人が署名して、将来一定の期日に、一定の金額を受取人に支払うことを無条件に約束するものである。いわゆる受取手形です |
為替手形 |
為替手形は、振出人が名宛人に対し、一定の期日に、一定の金額を受取人に支払うことを無条件に委託するもので、名宛人が引き受けることによって、はじめて引受済手形となるものである約束手形 |
ただし会計上は、このような法律上の区分によらず、むしろ、その経済的機能によって区分されるます。
したがって約束手形であろうと、為替手形であろうと、その経済的機能(現実の使い方)が同じであれば、
同一の科目で扱われまとめて受取手形勘定をつかうことになります
まあだけど実務的には手形をもらったら受取手形で処理をして期日がいつなのかを確認し記録をつけておくことが重要です。特に期日までの期間を考慮しないと余計な経費がかかりますし現金を多くもっていないときは場合によっては資金繰りに大きな影響を与えます。手形を中心に支払をする相手は常に用心です。ただし業界によってはそれが当たり前になっていたりもしますのでしますのでバランス感覚が重要。基本的には現金回収が先です。手形が中心になるのであれば月商の3カ月分は最低限、現預金をもっていないと常に用心が必要です。
滅多にはない種類による受取手形の区別について(特殊なものとの区別)
受取手形 |
商業手形であり、商品や製品等の販売のごとく、得意先との通常の取引に基づいて発生した手形 |
営業外受取手形 |
有価証券や固定資産の売却その他通常の取引以外に基づいて発生した手形受取手形勘定で処理されない受取手形。破産債権、更正債権その他これらに準ずる債権で1年以内に回収されないことが明らかなものは、受取手形勘定に含めてはならない |
まあ順番にゆっくり覚えましょう。勘定科目の第1回jはここまで。