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 新宿区市ヶ谷、神楽坂、飯田橋本拠の松原正幸税理士事務所 法人税、所得税、消費税、簿記会計など事業に係るご相談はご相談はお気軽に!

第38回資本的支出の処理その

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資本的支出とは・・・・・
その昔から結構判断の難しいものとして取り扱われてきました。そう修繕費とどう違うの??
この部分が簡単に決められないという部分があったということが現実であった・・と、いうことで、その現実が何に該当するかということを明確にして現状は動いています。

きわめて基本的には修理改良という部分が何になるのか?と、いうことに対する判断となってい行きます。
基本的な考え方には
@災害に伴ってのものなのか?
最近の自然災害のような場合には特にありうる話です。とんでもない資金が投入されることも当然あるでしょう。だがそれがすべて費用化できないということになれば大パニックです。
このような場合の判断基準は
イ.現状回復のためのものか?
ロ.被災前の効用を維持するためのものか?
この2点が重要になっていきます。
こわれたついでにより良いものを・・これは資本的支出となるということです。
と、すると、まず重要なことは、どこまでが修繕か、そしてそれ以上のものはいったいどこからなのかを明確にさせて動くということになっていきます。単純にこのケースでもとに戻す=修繕費と考えるとなっていきます。
いっそのことよりよいものを。。。。よりよいもの部分が区分けできていればその区分けのところで修繕と資産としての区別認識をもつことが大事になります。
そのまま一気によりよいものは=全部が資本的支出で減価償却を通してのみ費用化されていきます。とにかくは計画を立てる!これが重要です。
基本的には10万円基準が生きてきてしまうところです。ただしこれが周期的に行われているケースは修繕費となっていきます。
またこの修繕が価値をよりよいものにする、また、耐久性が上がるとなると資本的支出です。逆にそうでない場合は修繕費になります、。
通常の維持管理であるものは当然修繕ですが、この場合は先にあるものとの考えをまとめておくことが重要です。壊れたものをもとに戻すのは修繕費です。ただしそ支出金額が60万円未満であるかどうか、そして前期末の取得価額10%未満であるかどうかの判断も重要です。減価償却資産の把握が本当に重要な部分はこれになっていきます。
また全体のものに割合を設けてどこまでが新たにとなっていくか否かの討議をして慎重にその内容を判断して、それに基づいた修繕をした場合はその割合に応じて資本化、修繕費の判断をしていくことにもなります。

とにかくは数字よりも計画、や実質的には何がどうなっているのかの把握と、その全体像の表現が非常に重要になて行くということになっていきます。

と、すると常に資産状況の把握は重大なことになるとなっていきます。
期末には必ず資産の現状を写真や、動きを確認して、計画を立てる。

これが資本的支出と修繕費を区別することにつながっていきますので、常に資産の把握をする、これが本当に重要になっていきます。

修繕は計画的に!
開発は慎重に!

そういう考えをもつことが数字以上に大事ということになっていきます。

数字はとにかくは逆に簡単です。
ただしそれがなになのか?
それが非常に重要だ!と、なっていきます。

常に資産の把握をしておく。
経過は常に記録する。

これがとにかくは重要です。