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松原正幸税理士事務所は新宿区市ヶ谷、神楽坂、飯田橋を本拠とする会計事務所です。

勘定科目とは?その5  
第8回簿記会計の質疑応答集 TOPICS

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勘定科目とは その5
債務の勘定科目・・・・・その1 とその2と その3 その4 その5 の続きです。
債務の勘定科目 債務とは・・・・・お金を支払う義務のこと
いくつか羅列していきます。
支払手形 仕入代金、経費又は設備代金等の支払のために振り出される手形を処理する勘定が支払手形です。商取引の結果発生した手形債務を計上勘定・・・・まあ要するに支払のために出した手形ということになります。ただし仕入代金や経費の支払のごとく、通常の取引に基づいて発生した手形を特に支払手形勘定の内容とし、設備の建設、固定資産又は有価証券の購入その他通常の取引に基づいて発生した手形は、営業外支払手形として、さきのいわゆる支払手形と区分する必要だあります。
裏書手形を用いての手形支払も支払手形として計上することは問題はありませんが、管理を厳重にしなければ有事の際には対応ができなくなります。いわゆる連鎖の流れにのりますので要注意です。
買掛金 仕入先との通常の取引・・・・・原価に関することが基本になります。仕入等の売上に対する原価は買掛金で処理をする必要があり、未払金とは区別する必要があります。
前受金 サービスの提供や今後の依頼を受けた商品や製品などの請負を受けた際に先に支払を受ける性質のもの。まあ仕事の依頼を受け、その費用などを見込みで先にもらうような時に使う科目です。作業完了し依頼された商品や製品を引き渡した時に売上として取り扱われます。
例示……商品・製品の販売、工事の請負、加工その他のサービスの提供に際し、代金の一部または全部を物品の引渡しまたはサービスの提供の完了に先立って受け入れた。納入前にもらったお金は前受金として取り扱うということです。
未払費用 よく使いがちになりますがいわゆる貸借対照表能力がないとされ本来は計上すべき勘定科目ではありません。あくまでも見積もりの勘定となります。確定した債務という話ではなく、確定しているものは未払金となります。
例示……未払賃金、未払利息または未払賃借料など・・・・支払が確定する前に金額の見積もりを行うことが可能なもので期間損益に含めるべきものがこれに入ります。
未払金 建物、機械、工具器具備品など固定資産の購入代金でまだ支払っていないものの額や、有価証券の購入代金など他諸経費となるものの額でまだ支払っていないものの額
預り金 報酬、給与から差し引いた源泉所得税、住民税、社会保険料等の預り金、営業上生じた短期の預り保証金・・・要するに預かっているがそれは自分のものではなく,他人のものであり預かった相手に将来返済する、もしくは預かった相手のものを第三者に渡す必要のあるお金のことをいいます。
まあ確認してみてください。勘定科目の第8回はここまで。