本文へスキップ

松原正幸税理士事務所は新宿区市ヶ谷、神楽坂、飯田橋を本拠とする会計事務所です。

自家消費に関して
事業業所得の質疑応答集13
OPICS

事業所得の質疑応答集

自家消費とは???
個人での申告や決算をしているケースで
よく言われる言葉です。
単純に自分のため・・・
仕事ではなく、生活や趣味といったことに
事業のお金を使うケースのことです。
特に法人ではなく個人の場合は
基本、名義が個人ですので
出金が事業以外のものは
すべて自分のためになっていきます。
通帳間のお金の移動や単純な出金は
現金や小口現金、預金として表示されていきます。
考え方は勘定科目における事業主貸と同じ考え方です。     
単純に事業主貸にならずに科目移動させるケース
出金段階では事業経費のつもりであっても、
逆に個人出金が出金して結果として仕事につながった
というケースになります。
よくあるのが事業のために消耗品を一括で買ったが、
現実には個人で使ってしまっていたというケースです。
この場合は使った数に応じてということでの
対応になりますが
他の場合、例えば車両の使用について
仕事と個人が同じであるそういうケースです。
車両で考えられるのが
1.旅費交通費・・・・例えば有料道路、高速などです。
2.燃料費・・・・・単純にガソリンや軽油、充電費用です。
3.修繕費・・・・・車両を事故で修繕するケース、定期点検
この場合はなぜ必要だったかが重要です。
4.消耗品費・・・・車の部品や付属品の追加購入などです
5減価償却費・・・車両分の償却費です。
とにかくは共通になりがちな部分になっていきます。
それぞれに基準を設けていくか、
単純に個人と事業の比率を根拠を見つけて
その基準で事業と個人に分配していくことになります。
仕訳は(事業主貸)〇〇〇円(旅費交通費)〇〇〇円
となっていきます。
ただし旅費交通費でも行先や内容が
明確になっている高速代や有料道路代は
行先や目的を明確であれば全額経費で大丈夫です。
要するにあいまいになる・・・
その時の支出は先を見越して等で、
もしくは全体でというケースは
その事業と個人の割合を決めて仕訳します。
この場合は書面での決定書的なものを作成しておくことが望まれます。
他の科目でも考え方は同じです。
細かく経理するには細かく考える
全体でとらえないと難しい・・・
この場合は明確な基準を探して・・・・
事業と、個人の時間や使用頻度、使用割合などを
明確にできるものを探して、そして決めて
その比率で行うことになっていきます。

とにかくは、基準を探して決めるが大事です   


所得税質疑応答集に戻る

  他税法等の質疑応答集
 
 
  1.法人税法  法人に対する税を規定
  2.所得税法  税のすべての源といえる法律。通常は個人
  3.消費税法  消費という部分に商店を合わせた税
  4.源泉所得税 給料や報酬なとの支払段階が中心の税金
  5.簿記会計  事業の基本、わからなければ経営は無理
  6.日記かな? 世間話 時々更新します。